老いも若きも16号|無農薬の農家さん

老いも若きも16号|無農薬の農家さん

龍神梅の取り組み

 

梅農家のこと

 

無農薬・有機栽培で梅を生産している農家と当センターとは直接の取引です。

 

栽培方法を当方が把握しておく必要があるからです。

 

庭先に梅の木が三本というようなお家まで生産農家として数に入っていますから、生産農家の数は現在、三百八軒になります。

 

不作の年になりますと、自家用とおつかいものとで使ってしまって、売る梅が無くなってしまったという生産者も居ますから、毎年そのうちから百戸から百五十戸の農家から買上げていることになるでしょうか。

 

年によって変動しています。

 

 

昔から農薬とは無縁の農家

 

そして兼業農家でお年寄りが多いのです。

 

昔は農薬をかけていないということで業者に買いたたかれていました梅を当センターは手間賃の出るように配慮していますから生産者には大変喜ばれています。

 

平成九年度は梅が豊作で、一般の梅の相場は下がったようでしたが、当センターの買上げ価格は相場に左右されずに安定しています。

 

下げるどころか選別が良かった梅にかぎり上げました。

 

来年も買い上げ価格を上げていくつもりです。

 

生産者に生産意欲を持って栽培に取り組んでもらい、より良い梅を出荷してもらえるようにということで戸ごとの家庭訪問もして、栽培についての話し合いも行っています。

 

無農薬の梅には、虫くいやらハンテンのあるものが多く、無キズのものが少ないのですが、外観が悪くても仕方がないと甘えないで出来るだけ外観を調えていくことが今後の課題です。

 

味の方は有機栽培に徹しておれば、自然に味わい深いものになっていくでしょう。

 

良い梅を生産するのに一番大切なことは土つくりで、土が健康であればおいしくて安全で見かけも良くなっていくだろうと、確信しています。

 

それは、一朝一夕には出来ないことで、たえず精進しつづけることが大切です。

 

梅の木に対して愛の心があればということです。

 

最近では意欲的に梅栽培に取り組む農家も出てきまして、喜んでいます。

 

 

残留農薬

 

生産者の間に口コミで当センターのことが広がり、消毒をしない農家が出てきました。

 

しかし今年は一回も消毒をしなかったからと言われても一、二年前まで消毒をして化学肥料を施していた梅は全部お断りしています。

 

当センターに登録されていない新規の生産者は取引き出来ないのです。

 

残留農薬が何年くらい問題になるのかわかりませんが、こわくて扱えないのです。

 

梅干は特に健康食品であり当センターの梅干や梅肉エキスで健康状態が良くなった、病気が快復した、若返ってきた、という報告を受けるにつけ当方の責任は重大であると心しています。

 

そして、水の毒、血の毒、食物の毒を消す作用があるという梅干、エキスが栽培の時点から健康に育ったものでなくてはその効果も半減することでしょう。

 

私の大切な家族に食べさせたい梅干やエキスです。

 

販売はその延長であり必ずやみなさまの美容と健康にお役に立つことでしょう。

 

 

平成9年12月発行

 

寒川 殖夫・賀代

 

 

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