老いも若きも21号|野菜の台風被害

老いも若きも21号|野菜の台風被害

百姓あれこれ

 

今年は二度目の台風で私の大切な野菜たちも被害をこうむりました。

 

大根、白菜、水菜、ほうれん草等々、まき直しを二度もしました。

 

ということは最初から数えましたら三回ということで、さすが三回目になりましたら気温が下がってきていますから、9月上旬に蒔いたように育ってくれませんが、それでもそれなりに大きくなってくれていますから楽しみなものです。

 

うわさでは業者の玉ねぎの苗が台風でやられてしまって不足しているので、注文しても手に入るかどうかわからないとの事です。

 

私は玉ねぎの種を二袋蒔いていますが台風でメチャメチャにやられ、50本くらい残っているかどうかという状態です。

 

“500本植えたいのに50本じゃ1割だわ”と苗を購入するつもりでおりましたが、どこへ買いに行っても玉ねぎの苗がないといっている近所の人たちの話を聞きあわてました。

 

そこですぐに苗屋さんに走り込んだのですが、噂通り台風のために苗は入荷しないとの事でした。

 

遅いけど種をまいてみようと思いましたが、種も売り切れでした。

 

唯一、缶詰になった種が少しあるとの事でしたので、それを買ってきました。

 

さて、この大事な種をどうやって蒔き、どう育てようかと思いました。すでに旬ははずれていて気温が下がり発芽してくれるのかどうか心配でした。

 

 

一晩考えたら名案が浮かびました

 

それは蒔く場所を掘り下げてその中に、もみかわ、ぬか、発酵菌、水を混ぜ30cmくらいの厚さに敷き土をかけ、そして種を蒔き上はベタかけ資材で覆うということです。

 

普通、生の堆肥を作物に施すことは厳禁なのですが、発酵させてその熱を利用するということですし、直接種に当たりませんので多分うまくいくだろうという判断でした。

 

さてどうなることかと思いながらのテストでしたけれども、これは成功でした。

 

温度計で計ってみましたら、ほかの土の温度より中にもみがわを埋け込んである土の方が約三度高いのです。

 

そして、かつてなかったくらい玉ねぎが成積良く生えて来ました。

 

これは素晴らしいアイデアでした。

 

 

三度も違えばハウスはいりません

 

冬の時期、青い野菜が欲しいのでいつか野菜用のハウスを建てたいと思ってきましたが、ハウスの欠点はご存知の通り、太陽光線がビニールに遮断されて栄養的に欠陥があるということ、土を入れ替えなければ連作できない作物もあるということでしたけれど、発酵熱を利用したこの方法だと好きな場所を選べますので好都合です。

 

ヒントは堆肥にするため積んである沢山のもみがわでした。

 

中にぬかや醤油の搾りかす、発酵菌等を入れてありますから、冬の寒い朝、大霜の日や、雪が積もった日など、あたり一面真っ白なのに、もみがわ堆肥の上は霜や雪がないだけではなく、湯気が上がっていること、手を突っ込めば中は春のように暖かいことでした。

 

物が腐るとき熱を出すということがアイデアを生みました。

 

こうなると気温が下がったこの時期に(11月中旬)種まきをするのが面白くなってきました。

 

ほうれん草が二度の蒔き直しにもかかわらず上手く生えてくれませんので思い切ってうねをくずし、中にもみがわ等の発酵物を入れてうねをつくり直して蒔いてみました。

 

まだ生えてきませんが、きっと玉ねぎの苗のようにすくすくと育ってくれることを信じています。

 

だって手を当てると土があたたかいのです。

 

こんなに気持ちの良いあたたかさだと上手く生え育ってくれますとも。うん。

 

 

梅肉エキスの飲み方

 

梅肉エキスはいつ、どのくらい飲んだらいいのでしょう?とよく聞かれます。

 

梅肉エキスはお薬のような効果はありますが、薬品ではなく食物ですから必ず、こう飲まなくてはいけないといった方法はありませんが、参考までに例をあげてみます。

  • 便秘には梅肉エキスを小さじ半分くらいの冷たい水にとかして朝起きぬけに飲むと効果があります。
  • 下痢には小さじ半分くらいをお湯でうすめて一日二,三回飲むと良いでしょう。

 

梅肉エキスの殺菌力は抗生物質並みと言われていますから、風邪の時は三、四時間おきに飲むと菌を抑えてくれます。

 

 

寒川 殖夫・賀代

 

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