自然農法の獣害対策(2)

増え続ける猿と鹿|食糧難

8月の1日から3日の夕方まで出張で会社を留守にしていました。

 

夕方、家に帰ると嫁さんから今日はお昼に猿が来てたよ、と言われ本当にびっくりしました。

 

ただ、裏山ではスタッフが草刈りをしていたのと、今収穫中の茄子、とうもろこし、トマトなどは前に記事にした釣り糸の網で囲いをしているので、実際の被害は全くありませんでした。

 

 

猿の察知能力

 

確率的に私が会社を留守にするときに来ることがほとんどです。

 

例えば、急に襲撃する時にも車で出かけた後などが本当に多いので、どうやってそのことを察知しているのか感心するばかりです。

 

これから秋にかけては会社では柿、栗、お米などの作物が実ります。

 

柿や栗は、その場で食べるのですが、お米は竿にかけて干している稲のまま山に持っていきます。

 

どうしてそのお米を食べているのか、すごく興味が湧きます。

 

こういったように猿は、人間が食べる食物のほとんどを食べます。

 

近所の農家のおっちゃんが猿に詳しくて、今このエリアに来ている猿の群れは30頭位の大きな群れと10頭に満たない小さな群れと2種類だと教えてくれました。

 

そのおっちゃんは今まで2回猿を罠で捕まえたそうなのですが、昔は一度捕まえると、そのエリアには何年か近づかなかったのですが、ここ最近は群れが違えばそんなに効果は無いそうです。

 

群れが同じでも数ヶ月とかでまた現れたりと、ここ数年は猿の食糧事情もかなり変わってきたように思います。

 

前にも話したように、本当に食糧を手に入れるために必死さが伝わってきます。

 

 

猿と鹿の駆除が追い付いていない事情

 

昔は龍神村でも狩りをする人が多く、私の父も若い頃は猟銃の免許を持っていたものです。

 

しかし、ここ最近は猟銃の免許も昔と違って簡単に取得できないし、実際田辺市などで駆除の許可がおりても猟師さんがいないのが、猿や鹿が増え続ける原因の1つでもあります。

 

鹿は本当に多くなって田辺市から龍神村まで車で虎ヶ峰という峠を越えてくるのですが、夜その峠を走っていると鹿の群れに出会う事はよくあります。

 

知り合いの何人かは鹿をはねて車を壊したこともあります。

 

夜の峠でカーブを曲がれば鹿が飛び込んでくるので避けられないこともあります。

 

私も2回ほど飛び込まれそうになって急ブレーキをかけたことがあります。

 

鹿も天敵があまり居らず人間も狩りをしなくなったのでどんどん増えていくのでしょう。

 

鹿は増え続け、食べ物は少なくなるのですから、彼らにとっても本当に死活問題なのでしょう。

 

 

猿や鹿と共存共栄

 

今後山林に囲まれた中で農業をしていくことは、本当に大変なことです。

 

私も数年前、梅畑だった一部に、あまりにも鹿の被害が出たり猿が出没するので猿の餌になるどんぐりの木を植えたことがありました。

 

梅畑では大雨などの時に地滑りが起こりやすく、どんぐりやコナラなど雑木林は根が張って非常に災害を防ぐのに効果があるので、急斜面の梅畑に植えてみたのですが、これまた悪いことに、その芽を鹿が食べ尽くし、すべて枯れてしまいました。

 

なかなか動物との共存共栄は難しくてうまくいきません。

 

今後長期的に見たときに排除するだけでなく、根本的にいい解決法を考えていかないと、いたちごっこになってしまいます。

 

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