布マルチ栽培農法(お布団農法)

布マルチ栽培農法(お布団農法)

 

布マルチは草を抑えられ、田植えもいらず非常に便利なのですが、風にはすごく弱く敷いている最中に少しでも風が吹けばめくられてしまいます。

 

そこでマルチを敷きながら重なる方に、水をまきながら面と面を絡ませて風にめくられないようにします。

 

ですから早朝から日の出までが綺麗にひける時間帯です。

 

風のない日でも太陽が上がれば空気が温まり上昇するため、山からの吹き下ろしの風が出てきたらスムーズにひく事ができなくなります。

 

そのぐらいの弱い風でもマルチがめくれて大変なことになります。

 

1枚の田んぼをひき終わったらマルチの上にロープを張り巡らせます。

 

そうすることによって水を溜めると布マルチがロープに絡んで風でもめくれにくくなります。

 

こうしてひき終わると水をため布マルチを2週間から20日ぐらいプカプカ浮かせておきます。

 

浮かせておけばその間に光が遮断されマルチの下の草は育ちにくくなります。

 

3週間から20日ぐらい浮かせておけばモミから出た芽が3センチぐらいになっています。

 

芽が育ってきたら今度は田んぼの水を抜いて布マルチと土を完全に密着するように田んぼを乾燥させます。

 

 

これでまた3週間ぐらいほうっておけばマルチの下に出ためが土に植え付けられていきます。

 

しっかりと根が土着したら次に水をためてもマルチは浮いてきません。

 

ここからは普通の田んぼのように水を入れ水の管理をします。

 

この一連の作業がスムーズにいけば草はほとんど生えずに済みます。

 

布マルチを3年ぐらい続ければ、草の種がなくなるので除草剤を使わなくても雑草が生えにくい綺麗な田んぼになります。

 

1年だけではすぐに結果は出ないのですが繰り返し行うことにより雑草がなくなっていきます。

 

 

布マルチ農法の欠点

 

布マルチの欠点は秋の収穫ごろに大きな台風とか来たら田植えき機や、手植えに比べるとやはり倒れやすいことです。

 

これは土の中に最初から根が入っているのと、水を抜いて表面に土着させただけなのとはやはり差が出ます。

 

もう少し地に根が張ることができるなら最高の農法だということができます。

 

 

布マルチ農法が一番

 

もともと米づくりは除草以外は農薬は必要ないし僕自身はそれほど大変とは思いません。

 

しかしその除草作業が本当に大変なのでいろいろな工夫が必要です。

 

今までアイガモ農法や布マルチ除草を生で作業するなど色々試しましたが慣れると布マルチが1番いいように思います。

 

根が土着すると水の管理だけでもいいのですが、最近農業をしてて天気が安定しないことが1番大変です。

 

ここ数年雨が降ると大雨になり災害が出ることすらあります。

 

降らなければ龍神村で8月に1度も雨も夕立すら来なかった年もあります。

 

他は雨が降らなくても一度たまれば1ヶ月ぐらいは雨が降らなくてもなんとか大丈夫です。

 

畑は作物が垂れてくることもあります。

 

こういった極端な天候はココ数年前から特に感じるようになっています。

 

 

天候対策

 

これからの農業はこういった天候の事を考えて対策をしていかないと苦労するように思います。

 

龍神村でも昔からのため池があちらこちらにあります。

 

昔の人は本当に色々なことを考えて対策していたのを今更ながら感心します。

 

順調に稲が育てば9月の終わりになればいよいよ収穫です。

 

収穫するときには、 2週間から20日前ぐらいに溜まっている水を切り田んぼを乾燥させます。

 

この時出来る限り水気を切り土を固くしておかないと刈り取り作業に非常に手間手間がかかることになります。

 

きれいに刈り取ったら昔ながらに竿を立てそれに刈り取った稲をかけて、切干します。

 

秋晴れのいい天気が続けば5日から1週間以内でお米が乾燥します。

 

それを袋に入れて米倉で保管します。

 

刈り取った後この時期に長雨が続けば、干しているモミ殻から芽が出てくることがあります。

 

こうなれば味も悪く最悪なので良い米を作るにはお天気が本当に大切です。

 

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