梅の不作原因を徹底解説

梅の不作と天候の関係性

 

今年は例年にない梅が不作でした。

 

不作というより凶作といってもいいぐらいでした。

 

梅の不作豊作はその年の梅の花が咲いている時の天候によるものが大きいのかなと思っています。

 

龍神村では梅の花が3月に咲きます。

 

和歌山県の梅どころのみなべ町は海に面しているのであったかく、 毎年2月初旬から中旬にかけて花の見どころです。

 

龍神村は山間部なので約2週間は花の咲く時期が遅いのです。

 

 

梅の実の出来で不作豊作が決まる

 

その年の天候にもよるのですが、梅の花が咲いている期間が長くて、その間のお天気があったかくて雨があまり降らなければ、たくさんの実をつけることが多いのです。

 

これは昔から雨が降らずに気温が高ければ蜂がたくさん飛んで、交配がうまくいくからと言われています。

 

花が咲く時期が早すぎて交配がうまくいっても、その後遅霜や気温が下がって、せっかくついた味がダメになってしまう場合もあります。

 

ここ数年の間に龍神村ではあまりないのですが、みなべ町などではせっかく実った上に雹が降って、梅の実を傷つけて実がダメになったことも何度かありました。

 

特にうちの畑は農薬や化学肥料を全く使わないので天気による不作豊作が普通栽培している方より顕著に出るのです。

 

不作豊作を左右する梅の実の出来を見るのは本当にドキドキします。

 

 

蜂は無農薬の梅の花より農薬のかかっている梅の花を好む

 

最近、蜂が少なくなった原因にネオニコチノイド農薬の問題が取りざたされていますが、 蜂は無農薬の花より農薬のかかっている花の方に多く集まるということが研究により分かっているそうです。

 

これはどういうことかというと、ニコチンが含まれているので中毒性があり、タバコなどと一緒で蜂もその花の蜜を吸っていると中毒になり、無農薬の花より農薬のかかっている花のほうに集まるようになっているらしいのです。

 

本当に困ったものです。

 

世界的には規制がかかっている農薬なのですが、日本各研究機関がこういったことを発表しても今のところ規制がかかるような動きはどうもないようです。

 

こういったいろいろな要素が絡まって梅の出来が決まっていくのです。

 

ここ数年、農業しながら本当にお天道様との甘い付き合いが出来なければ苦労の連続です。

 

なかなか天気は私たちが思うようにいかないのが現実です。

 

 

激しい天気の変化が不作につながる

 

最近は雨が降っても土砂降りが多く、土砂降りが続けばその後日照が続くというような極端な天候が多いように思います。

 

夏も、これでもかと言うぐらい暑い日が続くと、秋になると急に気温が下がったり、気持ちのいい春や秋が少しずつ短くなっている気がします。

 

龍神村には日高川という川が前を流れているのですが、最近は流れる水の量が、僕が小さい頃に比べると本当に少なくなっています。

 

土砂降りになれば災害が出る位一気に水かさが増え、しばらくすると本当に水の量が少なくなって行きます。

 

これは昔は広葉樹林がたくさんあって、落ち葉が山に積もっていたので、山林の表面は豊かな腐葉土に追われ、それが大量の雨が降っても山から谷、谷から川と言うようにゆっくりと雨水を流していたということらしいのです。

 

山林の雑木林を切ってスギやヒノキのような針葉樹林を上ると、山が保水せず一気に雨水が下に流れるので、災害が出やすいらしいのです。

 

おそらくここ数十年から百年ぐらいの間に、一気に文明や科学の発達に自然がついていけないのではないでしょうか。

 

こういったことをここ最近の激しい天候を見ながら考えたりします。

 

この記事は平成29年9月に記載しています。

 

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