発がん農薬の除草剤
龍神梅の農業をしていて感じる事
龍神梅では、もうずっと昔から自然農法で農業をやってきています。
梅や紫蘇はもちろん、お米、野菜と自分達でいろいろ作っています。
どの作物にしろ、大切に育てた作物を食べてもらった時や、自分達で食べた時の達成感や感動は何とも言えないくらい本当に良いものです。
苦労の分だけ感じるものが沢山あります。
農業をしながらいつも思うのは、虫にやられない方法は何か無いのか、除草をもっと効率良く、楽にできる方法は無いのか、昔の人は一体どんなやり方をしていたのか、そんなことを考えながらコツコツやっています。
もちろん私達に農薬の選択肢はありません。
除草剤もちろん使いません!
今どき畑や田んぼの除草を人の手で行っているのは私達以外にどれくらい居るのかな?なんてことも思ったりします。
農薬、除草剤散布の農作物の危険性
今では農薬や除草剤を散布することはあたりまえになっています。
そんな中、除草剤を散布している一般の農家さんの畑を見て毎回思うことがあります。
「作物はそのまま生きているのに、何で雑草だけが枯れる?一体どんな仕組みなのかわからないけど、除草剤すげーな…。でもその作物食っても大丈夫なのか?」と。
これは個人的な意見ですが、農薬登録されている農薬は「使用してもいい」となっていても、私にはそれがどんな基準でどんな理由で「使用してもいい」と決まっているのかはわかりません。
除草剤などの農薬を使えばすごく楽で効率的かもしれない、とはいつも思います。
ですが、農薬を駆使して作った作物を自分の家族や子供に、「さぁ食え!」とは、言えないです。私はね。
ある雑誌を読んでいると、農薬について書かれてある記事を見つけました。
この記事には驚きました。
販売され続けるラウンドアップ除草剤
まず目に入ってきたのは、ホームセンターなどでも普通に売られているラウンドアップの除草剤の写真でした。
「日本は発がん農薬の残留基準を大幅に緩和していた」という見出し。
モンサント除草剤のせいでがんに!? 患者に賠償320億円!!
2ページの記事だったので、全部読み終わるのもそう時間がかかりませんでした。
内容は、2015年に世界保健機関の下部組織国際がん研究機関が主成分のグリホサートに「おそらく発がん性がある」と発表。
さらには、妊娠期間への影響、精子の減少までも指摘されていて、すでにいくつかの国では、数年以内に使用禁止にしようとしている国もある。
以後海外ではグリホサートを規制する動きが活発化している中、日本だけが逆行しグリホサートの残留基準値を大幅緩和。
例えば小麦で6倍、ライ麦やソバで150倍、ヒマワリの種子では400倍に引き上げていますが、日本のメディアではまったく報じられていない。
ほんの一部ですが、こういった内容の記事。
びっくりです。
まず何で?と思いました。
海外の使用禁止や規制をかける動きが活発化していくのが普通だと感じるのですが、どうして日本は逆に緩和していくのでしょう。このままではいつか日本人が大変な事になって行くんじゃない?とか思ってしまいます。
今では食べ物に対して「安心安全」と良く聞いたり見かけたり、私達も言ったりしますが、この言葉はいつ生まれた言葉なのかとたまに思います。
農薬など無い時代の農作物は安心安全など言う必要もなく安心安全だったんじゃないのかなぁ、とか思ったりします。
私達にとって農作物は生きて行く上で必要不可欠な物だと思います。
必要不可欠な物だからこそしっかり手間をかけて、体に良い食べ物を作らないと、と益々思います。
これからも私たちは農薬、化学肥料、除草剤を使わずに大切に農作物を育てていきます。