龍神自然食品センターで働いてみて感じた事1|賞味期限って何?

 

ここでは龍神自然食品センターで働いていながら少し感じたことを書きたいと思います。

 

これを書いている私は龍神梅で働きはじめて10年。

 

さらに5年後10年後は考え方がまた変わっているかもしれないので今思う事を書いておこうと思います。

 

ときどき電話に出てお客様の声を直接聞く機会もあるので、今回はそのお客様の声を直接聞いたときに思った事や感じた事を書いています。

 

 

私が一番気になってしまう質問が、「賞味期限が切れているけど、これ食べても大丈夫ですか?」という質問。

 

私達は食品会社なので賞味期限が切れている物に対しては、もちろん「賞味期限が切れているものに関してはもうダメです。」としか言いようがないのでそう言います。

 

こちらが期限切れはダメと言っても、「まだ食べられそうだから大丈夫だと言ってよ。」と、こんなに大胆な聞き方をしてくる人はいませんが、そういう風にしか聞こえないような聞き方をしてくる人がいます。

 

 

賞味期限って何??

 

この質問を何回か聞いているうちに、時々考え込むようになりました。

 

自分が食べようとしている物に対して、その食べ物が食べられるのか、食べられないのかが、分からないもしくは自分で決められない、という人がいた場合、もし全国から食品に表示されている賞味期限や消費期限が全て消えてしまったらどうするんだろう、人は困るのかなぁなんて事を考えました。

 

大げさな想像ですが、大昔は、きっと、食べ物を見て、匂って、味見して食べられない物は吐き出す、という視覚や嗅覚や味覚などの自分の感覚を使ったり、ある程度の食べ物に対する知識を活かしながら物を食べて生きて来たはずなのに、今は他人が決めた“期限”という数字を見ないと安心できなくなってきているんじゃないかなぁなんて思ったりします。

 

昔、食品には“製造年月日”という日付だけが記されていたと聞きました。

 

それだけ記載されていればよかった、と言う事は、その時の人達は食べ物を見ていろんな判断が自分で出来たんでしょうね。

 

これは食えるとか、これは早く食わないと腐るとか。何となくですがそんな会話が日常会話だったら“いいなぁ”と思ったりします。

 

 

今では、誰かに「大丈夫」と言ってもらわないと判断できない、もし何か問題が起こればその「大丈夫」と
言った人のせい、なんていう流れが出来上がってきているんじゃないかなぁと、感じたりするときもあります。

 

食べ物に“期限がいつまでか記載されている”というのは便利なのかもしれませんが、この便利に慣れすぎてしまうと、大事な何かを忘れてしまっていくような気がするのと、この“便利”がもし消えて無くなった時、昔は問題ではなかった物事が、今では大問題という事になってしまうんじゃないかなと思います。

 

私も便利に慣れている人の一人ですけどね…。と、賞味期限のお問い合わせを受けるとつい考えてしまう事でした。

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