しその自然農法徹底解説

赤紫蘇の種の自家採取・種子の保存

 

収穫も無事に終了した紫蘇は来年に向けて、種を残そうとします。

 

それをベストなタイミングで採取して保存をしていくので、その紫蘇の最終作業を説明していきたいと思います。

 

8月の盆が過ぎ、秋の季節に近づいてくると紫蘇の一番上に花が少しずつ咲き初め、種を残しはじめようとします。

 

そこから、採取まで1ヵ月半ぐらいはかかるので、定期的に様子をみます。

 

そうしていると、全ての紫蘇に花が咲き、葉が枯れてきた状態になってきます。

 

この頃には花の中に種も出来だしてきます。

 

ここまで来ると毎日確認をしに行き、採取するタイミングをうかがいます。

 

紫蘇の種の出てき始めが薄紫の色をしてきたらベストタイミングです。

 

このタイミングを逃すと、最終的に黒っぽい色になり紫蘇自体を軽く揺すっただけで、種がパラパラ落ちる状態になり、風の強い日であれば種が落ちてしまい採取することが大変になってくるので、採取するタイミングは本当に重要です。

 

 

貴重な紫蘇の種を無駄にしない

 

広い場所に紫蘇を持ってきて、種を拾い集める為にあらかじめ大きなシート(ブルーシートなど)を広げて置きます。

 

そして、刈払機で紫蘇の根元から切り倒していきます。

 

作業的には草刈りをしているのと変わらないですね。

 

刈り取った紫蘇をシートの上まで持っていきます。

 

ここで、気をつけているのが種自体落ちやすくなっているので、紫蘇を刈払機で刈りとる作業とシートまでの運搬作業は出来る限り種を落とさないように、慎重に作業を進めていきます。

 

シートまで持ってきたら、後はひたすら種がシートに落ちるように紫蘇を少し浮かすために台にのせて、叩きやすい棒などで叩いたりして種を落としきります。

 

あくまでも、このときも種のない紫蘇の茎の根元付近を叩いて種をおとします。

 

その作業が終わると種以外にも紫蘇の葉などがシートの下に混ざっているので篩いにかけて種だけにします。

 

これで最後の作業に移り採取した後、数日間天日干しで水分を飛ばします。

 

 

自家採取した紫蘇の種を保存

 

このときに手で触ってみて全体が手に引っ付かなく、サラッとしたら完成で、あとは高温、多湿をさけて涼しい所で保存ですね。 

 

地元で赤紫蘇を一般栽培している人と話しする機会がありまして、種の話になった時に種は自家採取を続けていくと紫蘇の葉の色が薄くなっていくから、種は毎年購入をした物を使ったほうがいいよ!と言っていたのです。

 

それが本当であれば、龍神梅の赤紫蘇は自家採取をずっとやってきていて、葉の色が毎年薄くなっているようには全く感じなかったのですが、どうしても、その事に関して気になったので調べたり、いろんな方に聞いたりしていると、面白い答えにたどり着いたのです。

 

一概には言えないですが、購入した種というのは一年目の紫蘇の成長はいいのですが、自家採取して次の年からの使用は赤紫蘇の本来の色が出なくて成長だけするとか、なんらかの成長不順が起きると聞きました。

 

これを聞いたときに市販で売っているヘアリーベッチという1年草の雑草抑制によく使用されるのと近いなと思いました。

 

へアリーベッチは種を撒いて、発芽、成長をし、最後は種が出来ずに枯れていくのです!

 

これは、種を作るときに何らかの工程を入れているのかと思いました。

 

考えすぎかもしれないですが、この先、もし種を購入できないとかの事態になると紫蘇を作れないじゃないかと思い、驚きました!

 

それと、同時に龍神梅での自家採取をこれからも続けていくということの重要性を再認識しました。

 

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