梅酒作りにおすすめの三河みりん焼酎

 

以前からのお知り合いで、私達の会社の製品にも使わせていただいている「三河みりん」の角谷文治郎商店様の社長に相談いたしましたら、JAS有機も取得しているおすすめの焼酎が有るとのことでした。

 

早速、愛知県の碧南市の会社を尋ねました。

 

まず、見学させていただいて驚いたのがお米を蒸すところです。

 

社長さんから、蒸しているお米を食べさせていただき、あまりの美味しさに驚きました。

 

思わず「このお米原料にするお米と違うやん!!!」と言うと、それもそのはず、蒸していたのは佐賀県産の一等米とのことでした。

 

やはりみりんの美味しさも原料が本当に大切だなと実感しました。

 

社長さんは「やはり良い米でないと良い焼酎にならないし、最終的に良いみりんが出来ない」と、私もいつも自分に言い聞かせていたことをさりげなく、しかも当然のように言われました。

 

いつも私が思っていたことを社長さんに言われ、この焼酎で梅酒を作りたいと強く思ったのです。

 

さすが社長さんがおすすめする焼酎だなと思い、これなら最高の梅酒が作れると確信しました。

 

 

三河みりんおすすめの焼酎は伝統の味

 

伝統と歴史があり、しかも製品としては日本一と言われる会社であることの重みや、社長さんの一言一言が本当に深いので、感動をしながらの見学会となりました。

 

同じものを100年間(会社の創業は1910年とうかがっています)作り続けているので、会社の製造工程にも全く無駄がないように感じました。

 

伝統的な製法と技術で、試飲させていただいた焼酎は本当に美味しく、弊社の商品開発のスタッフもすぐに納得し、この焼酎を使わせていただくことになりました。

 

この焼酎をわけていただけることの嬉しさと、使わせていただけることに感謝です。

 

ここのみりんは一般的なみりんと違い、料理に使っても量はごく少量で深い甘みがでますし、焼き物に使うと照りが良く美味しい焼き物ができます。

 

それにそのまま飲んでも美味しくて、常温でもロックでも甘みコクが強いのに、のどごしが良く高級紹興酒を飲んでいるかのようです。

 

紹興酒も中国の地域によってはもち米を蒸すので、日本のみりんと少し似ていて当然かなと思っていますが、三河みりんはそのままでも十分に高級紹興酒の変わりをしてくれます。

 

 

おすすめ焼酎をつかった梅酒作り

 

三河みりんさんにわけていただいたおすすめ焼酎で、梅酒作りにとりかかります。

 

レシピについては、以前から商品開発スタッフと考えていたので、すぐに梅酒の製造に取り掛かることができました。

 

収穫した南高梅を丁寧に水洗いした後、水を切って漬込んでいきます。

 

漬込む前に焼酎を割り水といって、アルコール度数を調整します。

 

梅の成分を引き出すのは度数35度と考えているので、原料焼酎の45度を水で割ります。

 

このときには龍神村の水を使用するのですが、ここで逆浸透膜浄水器を使います。

 

この浄水器はろ過タイプのものと違って、ろ過前の水と透明度が変わるのです。

 

この水を使って割り水し、焼酎、梅、砂糖と一緒に漬込み9カ月~10カ月位ねかしていきます。

 

あまり梅を長く入れたままにしておくと種の渋味が出てくるので、味を見ながら梅の成分が出きったところの絶妙なタイミングで梅を取り出します。

 

熟成は実を取り出した状態でねかすことになります。

 

ここからはワインと同様、季節を超えるごとに梅の成分と焼酎が馴染んでまろやかになっていきます。

 

こうして次にボトルにつめる作業となります。

 

使用しているおすすめの砂糖は甜菜糖のグラニュー糖、黒糖との2種類をつかっています。

 

甜菜糖はすっきりとした飲み口で、黒糖の方は黒糖の香りとコクがあります。

 

もちろん、どちらもまろやかでおすすめで使っている南高梅も完熟手前のものなので、甘みもほどよく酸味も感じられます。

 

この梅酒はお酒の苦手な方にもおすすめできるくらい美味しく楽しんでいただけると思います。

 

(現在は販売を一時休止しており、原料焼酎の違う焼酎を販売しています。)

 

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