しその自然農法
しその自然農法のノウハウを紹介しています。
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龍神梅での紫蘇の無農薬栽培は、自社の仕事の中で一番難しく、一番悩まされ、一番苦労する仕事なのです。苗の時期に虫に食べられたり、苗を作り直したり、植え直しの手間がかかったり、成長が早くできなかったりと、手間と労力が非常にかかります。種蒔きをしてから、発芽するまでが紫蘇作りの大事なポイントとなってきます。そんな龍神梅の紫蘇の無農薬栽培方法についてお話していきたいと思います。まずは、紫蘇を発芽させる土台...
発芽前に警戒しなければいけないのが、小鳥です。鳥の名前はわかりませんが、蒔いた種を全て食べてしまう鳥がいるのです…。種蒔きをしていると、気が付くといつの間にか近くの木や電線に十数羽の小鳥が止まっていて、私達がどこかに行くのを待っています。ひどい時には種蒔きをしている私達の、すぐ後ろ5~6メートルくらいのところで、蒔いたばかりの種を探って食べている姿もよく見ます。その姿はすごく可愛く見えるのですが、...
さて、病害虫や小鳥などからの被害と戦い耐え抜き、大変な作業とこまめな管理の末育てたしそを苗床から広い畑に植え替えるという作業について説明していきたいと思います。ここからが苗から大きなしそになるための大切な作業ですね。まず、苗床の8~10倍ぐらいの畑に畝を作っていって、その出来上がった畝に黒マルチシートという光を通さないポリエチレンフィルムを被せるという作業をします。黒マルチシートを被せる作業にピン...
毎年の天候の違いによって、しそ栽培に大きな影響があります。今年は梅雨の前半は雨がなく空気も乾燥していましたが、後半になり雨が多く湿度が高く、気温も上昇してきました。こういう年は雨水の影響でとにかく雑草が生えるペースが速く、草刈りや草引きが普通の年より除草する日にちの感覚が狭くなります。雑草が生えるペースが速い年はしそなどの成長も早く、しそを積んでも新芽が出るペースも早まります。逆に雨量が少ない年に...
しその植え替えという大掛かりな作業もなんとか一段落してホッとしたいところですが、そんな間もなく収穫できるしそに育ってもらう為にはもう一踏ん張りしないといけません。ここからの作業はしその収穫をしっかり出来るように苗の管理について説明していきたいと思います。植え替え後のしその苗が、土の中でしっかり根がつくまでは4~5日はかかり、その期間は天候の様子を見ながら状況に応じて対応していくのですが、根がつくま...
いろいろな苦労を経て、待ちに待った赤紫蘇の収穫です。毎年最初の収穫前に感じるのが、畑一面が綺麗な赤紫蘇で染まっていて景色が美しいこと、見ていると収穫するのがもったいないと思うぐらい見惚れてしまいます!感動した後は収穫です。龍神梅の梅干しを作る中で欠かせない大事な紫蘇なので、人の手で丁寧に紫蘇を収穫していきます。一般的には機械を使って収穫するのが多いのですが、龍神梅では葉を一枚一枚丁寧に手摘みで摘ん...
収穫も無事に終了した紫蘇は来年に向けて、種を残そうとします。それをベストなタイミングで採取して保存をしていくので、その紫蘇の最終作業を説明していきたいと思います。8月の盆が過ぎ、秋の季節に近づいてくると紫蘇の一番上に花が少しずつ咲き初め、種を残しはじめようとします。そこから、採取まで1ヵ月半ぐらいはかかるので、定期的に様子をみます。そうしていると、全ての紫蘇に花が咲き、葉が枯れてきた状態になってき...