無農薬梅干しに賞味期限は必要なのか?

梅干し本来の賞味期限とは

梅干本来の賞味期限とは

 

最近お客様からの電話で質問が多いのは商品に関する賞味期限のお問い合わせです。

 

やはりお客様は賞味期限の記述が過ぎているともうだめなのでしょうか?

 

賞味期限を過ぎていると傷んでいますか?などの質問があります。

 

弊社の梅干しは容器に詰める時、大腸菌等一切存在していません。

 

ですから常温で台所の片隅に置いていてもまず傷む事はありません。

 

もともと梅干しは日本の伝統的な保存食であり傷まないのが普通なのに、現在は低塩にしたり食べやすいように酸を抜いたりするので、元来の梅干としての効果効能が、全くなくなっています。

 

うちの会社のスタッフが梅農家なのですが、龍神梅をテーブルの上に置いていても知らないうちに冷蔵庫にしまわれるそうです。

 

地元の梅農家でも梅干しは冷蔵庫に入れるものと扱われるのです。

 

 

梅干し本来の役割

 

梅干しは、食卓の上の簡単な容器に入れておいて食事の前に蓋を開けてその梅を眺めることによって唾液が出て胃に準備ができ、それで食事をすることにより食べる食事の消化吸収を促進するという素晴らしい働きがあります。

 

しかし最近の味付けした梅干しに慣れることによって梅干しを見ても唾液が出たり、食事の準備をする体にならないようになっています。

 

もう一般的には梅干しは酸っぱいものと言う感覚がなくなりつつあるのではないでしょうか。

 

弊社の梅干しは本当の意味で体を整え、この梅雨時期の食品が痛みやすい時でもお弁当などに1粒入れることによって一気にお弁当が長持ちするようになります。

 

ですから龍神梅は一応賞味期限が入っていますが、特にお箸に水がついていたりその容器に米粒が入るなどない限り、常温で何年たっても腐る事がないのです。

 

一応食品というのは容器に詰めたときから経時テスト等で安全を確認し、賞味期限というのを決めます。

 

これはメーカーさんはある程度余裕を持って決めるので、お豆腐など賞味期限の短いものでもちゃんと冷蔵庫に入れておけば3日ぐらい過ぎても全く問題は無いものが多いです。

 

昔は、人は自分で匂いを嗅いだりして大丈夫か傷んでいるか判断したものですが、世の中が便利になればなるほど表示等に頼って自分で判断するということがなくなってきます。

 

賞味期限が切れたらすぐに捨ててしまうのはどうでしょうか。

 

 

賞味期限と食品のラベル表示

 

表示が正確になればなるほど食品は工業製品化してきて、手作りからはかけ離れて均一化されていくのです。

 

均一化をすることにより栄養表示やカロリー表示、成分表示を見ることができて便利な一面もありますが、それをするために余分な添加物や調整剤を入れることになるのです。

 

ラベル表示で添加物が入っているように記載されていない場合でも、原材料に醤油、梅、と書かれていても、その醤油や梅に添加物が入っていても特に表示の義務はないのです。

 

例えば龍神梅の梅醤は賞味期限はありますが、やはり自然のしその色は混ぜ合わせて時間が経てば少しずつ変化してきます。

 

商品には瓶詰めの時点で菌が存在しないので傷んでくるという事は無いのですが、味も混ぜ合わせた直後よりしばらく寝かせた方が馴染んでまろやかになります。

 

一般的に梅を原料に使っていてもその梅に紫蘇以外の色素安定剤などを使っていると色がいつまでも綺麗で変わりません。

 

この違いはラベル表示ではまったく差がなくなるのです。

 

 

賞味期限よりも味覚嗅覚

 

一般的に消費者の方々は、まずこういった事は理解して頂けず色々な問い合わせを受けることになるのです。

 

何年か前にある企業が小学生1000人に味覚テストを行ったときに、10人中4人が味覚障害で2人が予備軍だったとの話を聞きました。

 

こういった原因の1つはインスタント食品やジャンクフーズなど、濃い味付けのものを日ごろから頻繁に食べることではないかと考えられています。

 

ですからラベル表示というのは情報の1つと考えて、自分での味覚嗅覚での判断は大切だと考えます。

 

先程も少しお話しましたが、賞味期限が切れたらすぐに捨ててしまいがちですが、捨てる前に自分自身で確認する事が大事だと考えます。

 

賞味期限の表示義務があることで、食品を長持ちさせるためにさまざまな添加物が使われている。

 

食品添加物を使うことで、食品そのものの良さがなくなってしまっているのではないでしょうか。

 

これからも私たちは無農薬、無化学肥料栽培にこだわった梅干し作りをしていきます。

 

龍神梅の作り方を出来る限り丁寧に情報発信していくことで、お客様のご理解を少しでもいただけたらと考えています。

 

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