種籾の選別からはじめる米作り

 

龍神梅での米作りはまず種籾を選別するところから始めます。

 

この工程は米作りをする中で非常に重要な作業になってくるのです。

 

種籾で実の詰まっていないものをませてしまうと苗づくりの時に生育が悪く、病害虫被害にかかってしまい収穫減につながります。

 

他にもみの詰まった美味しいお米ができにくくなることもあります。

 

ですから、種籾の選別は立派な美味しいお米をつくるのにかかせないのです。

 

種籾を見た目だけで実が詰まっているかの判断はしづらいですし、一粒一粒籾殻をとるというのも手間がかかり過ぎて出来ないです。

 

というより、人が何人いても足りないぐらいの大変な作業になってしまいますよね(汗)・・・。

 

 

塩水選で種籾を選別

 

龍神梅の種籾の選別は一人でもできる塩水選という方法で行っています。

 

バケツなどの容器へ水をいっぱいいれ、塩をいれしっかり塩が溶けるまでかきまぜます。

 

このときの塩の量は生卵をいれて頭が少し出るくらいがベストです。

 

出来上がった塩水に種籾をいれると、実の軽いものは浮いてきて、しっかりと実が詰まった重いものは沈みます。

 

後は浮いてきた種籾を取り除き、良い種籾だけを使います。

 

この良い種籾が最終的に美味しいお米になってくれるんですね。

 

 

種籾の熱消毒

 

種籾の選別が終わったところで、次に熱消毒をしていきます。

 

ここでは種籾に病気になる原因の金がついているかもしれないので、熱消毒を行います。

 

まず種籾をネット状の袋へいれて、釜や鍋などで熱消毒していくのですが、この時の温度管理が重要で55℃で5分間、種籾全体がまざるようにしっかりかきまぜます。

 

注意するポイントは温度が高すぎると芽が死んでしまい発芽率が悪くなります。

 

その後、水で冷やして熱消毒は完了です。

 

熱消毒が終わった種籾は水をはった容器に入れて透明のシートをかぶせて日当りの良い場所で1日2~3回、種籾をこまめにまぜてあげます。

 

そうすることで、容器内の水温が均一になるので発芽も均等になりやすいのです。

 

10日前後ぐらい繰り返し、発芽までの間、水が古くなってきてしまうので、2回じゃきれいな水に変えてあげます。

 

毎日観察をして全体に目が出てきたら発芽は成功ですね!

 

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