食の安心安全とは?|本物って何だっけ?

食の安心安全とは?・本物って何だっけ?

 

昨今の食品業界を眺めてみると、昔ながらの本物の食品が大変少なくなったと感じます。

 

本物の流通品が少なくなっていますので、消費者の側も本当の味を知らない方が増えてきたように感じます。

 

流通業界や消費者から求められる安心安全のレベルは日に日に増していますが、あまりに極端な安心安全の訴求は、昔ながらの本物の食品を作っている小さいメーカーや手作りでやっているメーカーなどの経営を阻害してしまいます。

 

例えば、私どもの食品は農産物の加工なので、畑による個体は全て違います。

 

当然ながら、個体は全て違う原料を使用して、添加物などに頼らずに自然製法を守っていますので、商品自体にも個体差が出てしまいます。

 

この場合、「完全均一な食品が安心安全の基準」になってしまうと、メーカーと消費者の間に無理が生じます。

 

流通業界や消費者の「食品の安心安全とは?」という基準を考える前提の知識が浅はかだと、これから先、本当によい食品を作るメーカーが少なくなって来るように思います。

 

わたしがこのようなお話を書かせていただいたのは、私どもが目指す食品の安心や安全と、現在多くの消費者が求める食品の安心安全とが、ここ数年、特にずれて来ているように強く感じたからです。

 

 

食の安心安全と「もったいない」

 

昔は食べ物を捨てることがもったいないと教えられ、私もちゃぶ台にこぼしたご飯は「もったいない」と祖父母に言われて拾って食べたものです。

 

現在はもったいない以前に、消費期限が少しでも過ぎたら捨てるという判断基準が根付いてしまいました。

 

メーカーや流通業者が抱える販売前の商品、消費者のお宅にある商品、すべてが廃棄処分されていきます。

 

以前、有名な伊勢の餅屋さんが、消費期限の切れた餅を練り直し販売していた事があかるみになり問題になりました。

 

これはひと昔前なら普通の事でした。

 

しかし、今では一日でも期限が過ぎた物は処分しなくてはなりません。そうする事によって大量のゴミが出るにもかかわらずです。

 

私はこの餅屋さんが正しいとも思いませんが、もう少し他に方法がなかったのかと思います。

 

消費者の方が安心安全、或いは衛生面や見た目を求めれば求める程、食品は添加物や農薬が必要となります。

 

食品添加物や農薬の利用は、私たちの考える食の安心安全とは異なるものです。

 

 

私たちが考える食の安心安全とは?

 

私たちは、梅肉エキスを飲みやすくした形状の商品(梅肉エキス粒・梅玉)を販売していますが、開発は試行錯誤の連続でした。

 

まず私たちが協力工場にお願いしたのは、梅肉エキスを包む食べられるカプセル容器は自然のもの使う事です。数社の中から、たった一社だけ、出来る限り協力するとのお返事をいただきました。

 

何度も何度も試作を繰り返して色々な事が分かって来ました。

 

まずは山芋粉を使ったら、軟らか過ぎたり硬すぎたり食感が安定しないのと、価格が高すぎるので採用できず。次に、上新粉とてんさい糖の繊維を使ってみました。何度も何度もそれぞれの配合を変えてやっと完成しました。

 

容器のほかにも、龍神の梅肉エキスで丸剤を作るのは非常に大変ということも分かりました。

 

なぜならうちの梅肉エキスは他のメーカーさんに比べBrixが高いので固まりにくいのと、ロッドごとにPHやBrixが違うため、作るたびに配合を考えなくてはならないからです。

 

ここで思ったのは、「なぜ他のメーカーさんは梅肉エキスのロットが変わってもPHやBrixが同じなんだろう?」という疑問です。

 

答えは、簡単でした。PH調整剤などの食品添加物を使って成分を均一化しているだけのことでした。

 

うちの場合は、農園(圃場)が車で30分離れているだけで、気温の違いや土壌の違い、木の年数などで農産物の味や見た目が変わります。いつ製造しても全く同じ味、PHやBrixも同じになる事などあり得ません。

 

試行錯誤を経て、やっと私どもが納得出来る試作品が出来上がりました。

 

使っている原材料は梅肉エキス50%上新粉45%てんさい糖5%です。天然の原料100%で完成させる事が出来ました。

 

自然農法で育てた農産物を使い、自然食品を手作りレベルで作ることが、わたしたちの考える食の安心安全です。

 

 

食の安心安全はお客様と共に

 

この梅肉エキスの丸剤を作る過程で「他のメーカーはなぜ?」と言う疑問がたくさん出てきました。

 

その事を先日、良質なドレッシングなどを製造している京都の会社の社長さんとお話をしていたら、うちは最近お客様から「栄養成分や分析結果の表示が無いのは不親切だ」とお叱りを受けたエピソードを語ってくれました。

 

社長さんは一応目安の成分表示はした上で、「多少の誤差が出てしまい、その範囲を超えたらまずいので表示をラベルには貼れない」と答えられたそうです。

 

確かに最近はお医者さんの食事制限などで栄養成分の表示が必要なのも分かります。でも、それが1gでも違ったら嘘の表示、偽装だとなるのです。

 

成分を表示するのが親切なのかもしれませんが、もうこうなってくると食品ではなく工業製品です。

 

トヨタの車を作る下請のビスの長さにバラつきがあればそれはまずいでしょうが、食品(農産物等)が全部同じ事の方がおかしいと消費者の方々にも少し考えていただけたらと思います。

 

私たちは本当の意味での食品の安心安全を考え、今後も消費者の方々と共に良い商品を届けていきたいと考えています。

 

消費者の方々に信頼していただければ、自然と食品の安心安全にもつながると信じています。

 

➨NEXT「無添加食品と調味料の本物を知る」

 

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